毎日本当に暑くて、茹で上がってしまいそうですね。
こんにちは、i-PORT.Biz副編集長の松元です。
副編集長としてのおもな任務は、i-PORT.Bizにアップする記事の進行管理で、年間の更新計画のリストを作ったり、「そろそろ締め切りですよ~」と各担当へアナウンスしたりすること。にも関わらずこの原稿、じつは自分で設定した締切日をとっくに過ぎております。これは進行管理担当としてあるまじき状況です。なんと情けない!じつは最近、私生活が激変したため、仕事のリズムを掴めない日々が続いておりまして……。
言い訳はここまでにして、本題に入りたいと思います。
「どの口が言う!」と突っ込みが入りそうですが、今回の私のコラムのテーマは「フリーランスライターのスケジュール管理術」です。仕事相手からの信頼を得るために、スケジュール管理はとっても大切。それは会社員だろうがフリーランスだろうが変わりませんが、私はフリーランスになってからよりいっそう、スケジュール管理の重要性を痛感するようになりました。
ところでみなさんは、日ごろ仕事のスケジュールをどのように管理していますか?
スケジュール管理ってあまり教わるものではないし、基本的に個人で完結するものなので、十人十色のやり方があるのではと思うのです。そこで今回は、紆余曲折の末にたどり着いた、私のスケジュール管理術をお伝えします。
長野県民手帳とGoogleカレンダーのハイブリッド・スタイル
見出しの通りなのですが(笑)、私は長野統計協会が編集・発行している「長野県民手帳」と「Googleカレンダー」アプリの2つに、予定のすべてを記入&入力しています。元々、学生のころから紙のスケジュール帳を愛用していましたが、社会人になってしばらくしてスマートフォンを手にするようになり、紙のスケジュール帳を使わなくなっていました。
スマートフォンですべての予定を管理していたころは、大まかな予定をGoogleカレンダーアプリに、日々の細かなToDoをメモアプリに入力していたのですが……。長野県に移り住んで長野県民手帳という存在を知り、
「なにこれ、県内全市町村の人口が載っているじゃない!」
と感動して毎年買うようになり、自然とこの手帳とGoogleカレンダーの二刀流に変わっていきました。
長野県民手帳は県の統計協会が作っているだけあって、「資料編」の充実度が特にすばらしい。最新の市町村別の人口や人口密度のほか、森林面積、自動車保有台数(ニッチ!)などなど、様々な統計がギュッとまとめられています。萌えますね。
なにより紙のスケジュール帳を再び使い始めて気づいたのが、スマートフォンのみで管理していたころに比べて、予定が固定化して明確になる感覚があるということ。特に忙しいときは、紙に書き出すことで頭の中がよりクリアになるため、デトックス効果も高まるような気がするのです。

変更OK、先送りOKなToDoリストを週アタマに作成
この2つのツールの使い分けとして、私は中長期的な予定をGoogleカレンダーに入力し、一週間の予定とToDoリストを長野県民手帳に書き込んでいます。だいたい毎週月曜日に、前の週のToDoリストを見直しながらその週のToDoリストを更新する、というサイクルです。
ToDoリストは、終わった項目にチェックを入れたときの快感がクセになるのですが、なかなか仕事が捗らずToDoが溜まっていき、「あらやだ、まだこんなにやるべきことがあるじゃない(汗)」と自分を精神的に追い込んでしまうリスクもはらんでいます。
そこで心掛けているのが、ToDoリストは常に変更可であり先送り可である、というルールを自分のなかに設けることです。「やらねばならぬ」ではなく「やれたらいいね」くらいのスタンスじゃないと、無駄にストレスばかり溜まってしまいますからね。あとは、ToDoの内容をできる限り細分化すること。そうすればひとつひとつのToDoのハードルが下がり、達成感を味わう回数を増やすことができます。

手帳のお供は、トンボ「MONO work」
最後におまけの小ネタをひとつ。長野県民手帳に予定を書き込む際に重宝しているのが、シャーペンと鉛筆の利点が見事に融合したトンボのシャーペン「MONO work」です。シャーペンは筆圧高めなので芯がすぐ折れてしまうし、鉛筆は削るのが面倒くさい。でもこのMONO workなら芯が1.3mmと太いため折れず、ちょうどいい書き心地がずーっと続くんです!クルクル回すと出てくる消しゴムも付いていて(もちろん信頼のMONO製)、予定の修正もなんのその。この製品を開発した人は、本当にすばらしいですね。
仕事相手とのコミュニケーションも含めて、デジタルツールの活用が当たり前になっている今日この頃。手帳やペンがなくたって、PCとスマートフォンさえあれば、少なくともライターという仕事はこなせてしまいます。(今後はPCですら、不要になるかもしれません)
それでも私は、これからも紙とペンをそばに置いておきたいと思うのです。
