I-Portに加盟している支援機関の特徴や、普段どんな仕事をしているのかについてお伝えしている「おしえて!支援機関さん」。第4回目は「長野県信用保証協会」さんです。
正直なところ「名前も聞いたことない!」という方もいるかと思います。一体どんな方たちがどんな仕事をしているのでしょうか?
長野県信用保証協会飯田支店と事務所内の様子
そもそも「信用保証協会」ってなに?
起業をしたり会社経営をしたりしている場合、銀行や信用金庫といった「金融機関」からお金を借りることがあると思います。ただ起業したばかりの方や、事業規模がそれほど大きくない会社の場合など、「お金を返せるか返せないかという点で信用力が低い=リスクが高い」と判断される場合は、当然ながら長期間の融資が難しくなったり、金利が高くなったり、場合によっては貸出そのものが難しくなったりします。
そこで「信用保証協会」の出番です!信用保証協会は、起業家や企業に対して審査を経て「保証承諾」を行い、万が一、起業家や経営者が金融機関へ返済が出来なくなった場合は代わりに借入金を支払ってくれるという役割を担っています(代位弁済といいます)。
当然ながら、その後起業家や経営者は立て替えてくれた保証協会に返済を続けますが、こうすることで金融機関側のリスクが低減。「長期間の融資でも大丈夫かな」「金利は低くても大丈夫かな」「担保はないけれど保証協会が保証しているから融資を実行しよう」という形で、融資をスムーズに受けられる=硬い言い方をすると「金融円滑化」につながる呼び水になっているのです。ちなみにI-Port支援資金も保証協会さんの保証付き融資ですが、本来だったら必要になる信用保証料(保証協会に支払うお金)を全額、飯田市が負担しています。
具体的にどんなことをしてくれるの?
「縁の下の力持ち」のような存在の信用保証協会なので、普段私たちが普通に事業をしている場合は、保証の審査以外でそれほど多く接点はないかと思います。ただ今回のような新型コロナウイルス感染症による経済変動や、地震や台風といった自然災害のときなど「本当に困ったとき」には、経営改善の相談や信州経営サポートミーティングという場を設けるなど、事業継続の相談に応じてくれます。
また見たことのある方もいるかもしれませんが、信用保証協会さんはabn(長野朝日放送)でテレビ番組「信州夢追人〜新時代の経営者たち〜」も持っていて、事業者さんの紹介もしていますよ。
最後に、長野県信用保証協会飯田支店の小林支店長からコメントをいただきました!
「当協会は、中小企業の皆さまと金融機関を結びつける『かけ橋』の役割を果たすことを目的として設立された機関であります。コロナ禍の長期化により厳しい環境が続いていますが、金融機関、自治体、商工団体等と連携しながら、中小企業の皆さまの事業活動の継続・発展のために『質の高い信用保証サービス』を提供し、南信州経済の発展に繋がるよう努めてまいります。」
それではまた、次回お会いしましょう!
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