I-Portに加盟している支援機関の特徴や、普段どんな仕事をしているのかについてお伝えしている「おしえて!支援機関さん」。第8回目は八十二銀行さんです。長野県内に住んでいる方であればおなじみの地域金融機関さんですね。
そもそも「八十二銀行」ってどんなところ?
長野県に住んでいる人に限らず、信州を旅行した方であれば誰もが「八十二銀行」という看板を目にしたことがあるのではないでしょうか?それもそのはず、八十二銀行は長野県の第一地方銀行で支店数はなんと長野県内に122支店(全国に151支店)もあるそうです。長野県内の市町村の数が77なので、地域密着の金融機関であることがわかりますね。ちなみに飯田市のある南信州地域には10支店あります。
八十二銀行は1931年(昭和6年)に長野県内にあった第十九銀行と第六十三銀行が合併して19+63=82ということで八十二銀行として設立されました。その歴史はまさに長野県の経済史と密接につながっており、初めは信州の製糸業を支える金融機関として誕生し、戦争の時代を経て、戦後は精密機械産業をはじめとする長野県の主要産業を中心に成長し、現在は業種業態を問わず長野県のトップバンクとして深く地域の産業に関わっています。
ちなみに現在の八十二銀行の経営方針は「健全経営を堅持し、もって地域社会の発展に寄与する」といったもので、実際に全国の地方銀行の中でも屈指の健全経営で知られています。なんとなく真面目で堅実という長野県の県民性が現れているようですね。
具体的にどんな特徴があるの?
創業応援資金<テイクオフ> |資金サポート|八十二銀行 (82bank.co.jp)
長野県全域にわたって地域密着経営をしている八十二銀行ですが、ちょっと意外な特徴として海外送金や信用状取引(貿易決済を円滑化する手段として銀行が確約する支払いの確約書のこと)などの外国為替取引が多いのだそうです。これはアジアを中心に海外展開している県内中堅企業との繋がりが強いためで、香港に支店を構えているほか、現地の銀行と連係した情報網をもっているなど手厚いフォローが期待できます。また海外展開や資金調達に限らず、事業を成長させていくうえで必要となるマーケット情報や関係法令、最近ではM&Aや補助金情報などについても、八十二銀行の行員のみなさんは日々業務スキルを磨くため勉強していらっしゃるそうです。まさに企業の成長に合わせて伴走型の支援をしてくれるパートナーといったところでしょうか。
創業支援についても同様に、創業資金だけにとどまらず、事業を軌道に乗せ成長していくためにはどうすればよいかといった「非金融」の部分にまでガッツリと関わっていく方針で、その心意気はウェブサイトにも表れています。
最後に八十二銀行飯田支店の北山支店長と向山次長からコメントをいただきました!
「八十二銀行はお客様の良きパートナーとして、長い期間にわたって共に歩めるような支援を心掛けています。そのため第一歩目となる創業のご相談では、資金のお話だけでなく、お客様の希望や夢、この事業を持続的に発展させるにはどうすればよいか、金融以外のお話までお聞きし、お客様にとってベストな選択肢はなにかを一緒になって真剣に考えています。変化の大きな時代、支店はもちろん、本部や専門職を含めてチーム力で対応できるのが当行の魅力だと思いますので、ぜひ一緒に飯田を、信州を盛り上げていければと思います。」
それでは、また次回をお楽しみに!
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