
こんにちは、すーさんです。
さて、コラムを書こうと思って画面を開いたものの、毎回ここで手が止まります。
「今回は何を書こうか」。
正直、ネタ出しは今でもあまり得意ではありません。
そんな時は、最近の自分の仕事を振り返ってみることが多いです。業務の中でよくやっていること、繰り返している思考、うまくいったことや引っかかっていること。
という事で今回は、普段の業務でもよく使っている「KPT」というふり返り手法をベースに、AIを活用して何かできないか考えてみることにしました。
KPT自体は特別なものではなく、プロジェクトのふり返りとして日常的に使っています。Keep(良かったこと)、Problem(問題)、Try(次に試すこと)。
チームや案件では当たり前のようにやっているこの型を、これをもっと気軽に、自分の私生活で取り入れる方法はないかなと考えたのが、今回のスタートです。
さらに考えてみると、このふり返りがちゃんとできれば業務改善にもつながりそうですし、KPTという枠組み自体は、仕事に限らず私生活や家族とのふり返りにも応用できそうです。
ただ、一つだけ気になる点がありました。それを一人でやるのは、ちょっと重そうだなということです。
そこで今回は、最近いろいろ試しているAIに、答えを出す役ではなく、整理を手伝う役として支援してもらいながら、自分自身のKPTを実際にやってみることにしました。
AIに支援してもらいながら自己KPTを進める

今回は、直近1ヶ月の自分を対象に、仕事と私生活を分けず、まとめてKPTでふり返りました。
やり方はシンプルです。
KPTの型自体はいつも通り使い、一人で考え込まず、AIに対話と整理を支援してもらうという点だけを変えています。
ここで意識したのは、AIに評価や正解を出させないことです。
あくまで、思考を整理するための相手として使いました。
①最初に、AIに役割を伝える
まず最初に、AIには次の前提を共有しました。
- 直近1ヶ月の自分をKPTでふり返りたいこと。
- 対象は仕事と私生活の両方であること。
- 判断や結論は自分で行うこと。
- AIには質問と整理役に徹してほしいこと。
ここで役割をはっきりさせておくことで、AIが先回りしてアドバイスを出したり、「こうした方がいいですよ」と話を引っ張っていくのを防げます。
②Keep|良かったことを対話しながら出していく
最初はKeepから進めました。
正直に言うと、最初はほとんど思い浮かびませんでした。
ただ、AIに質問を投げてもらいながら考えていくうちに、
忙しい中でも体調を大きく崩さず走り切れたこと。
娘との交換日記を通じて対話が深まったこと。
妻との衝突があっても、対話に戻れたこと。
息子から、物ではなく「パパと遊びたい」と言われたこと。
こうした出来事が自然と出てきました。
一人でふり返っていたら、「忙しかったけど何とかやった」くらいで終わっていた気がします。
③Problem|反省会にしない
次にProblemです。
ここでは、自分を責める方向に行かないよう意識しました。
仕事量が多すぎて集中できなかったこと。
ギリギリにならないと手を付けない悪癖が出ていたこと。
出張なども重なり、体力的にかなり消耗していたこと。
ストレスが身体症状として出ていたこと。
リフレッシュの手段を見つけられずにいたこと。
これらをダメだったこととして処理するのではなく、この1ヶ月、どういう状態だったのかを整理する感覚で並べました。
感情的になりすぎず、かといって無理にポジティブにもせず、淡々と眺められたのは、AIが聞き役に徹してくれたおかげだと思います。
④Try|改善策ではなく実験
最後にTryです。
ここでは立派な行動計画は立てませんでした。
来月、実験として試すならこれくらいかな、という粒度です。
温泉に行って、意識的に回復する。
散歩や公園でのキャッチボールなど、軽く身体を動かす。
集中できる条件(睡眠、作業の明瞭さ)を観察してみる。
Tryを重くしすぎないことで、ふり返り自体のハードルも下がった気がします。
⑤ KPTをまとめて見える化する
最後に、出てきた内容を
Keep / Problem / Try に整理して一覧化しました。
今回は中身そのものを詳しく公開しませんが、
「この1ヶ月の自分」が一枚で見える状態になっただけでも、
やってみた価値はありました。

実際にやってみて分かったこと
■良かった点
- Keepが思い浮かばない状態からでも、ちゃんと始められた
- ネガティブな内容を、そのまま出せた
- ProblemからTryが無理につながらなかった
- 仕事と私生活を分けずに見たことで、一本の線で理解できた
- 最後に「苦しい事も沢山あったものの、良い1年のスタートとなった1ヶ月」という言葉が自然に出てきた
■正直たいへんだった点
- 時間とエネルギーはそれなりに使う
- 自分が話さないと何も進まない
- やったからといって問題が解決するわけではない
- 定期的にやるには、それなりの覚悟がいる
GPTsを使った自己KPTは、楽になる魔法でも、正解を教えてくれるものでもありません。ただ、自分を雑に扱わない時間をつくるという意味では、ちょうどいい距離感の相棒だと感じました。
この流れ自体はGPTsとしてまとめてみました!興味がある方は、まずは「1ヶ月に1回」くらいの軽い気持ちで試してみると、案外ちょうどいいかもしれません。是非活用してみてください。






