今回インタビューを受けていただいた木股玄登さんは岐阜県から東京の大学へ進学後、狩猟に目覚めて、24歳で飯田市の南に位置する山里「遠山郷」にIターンされました。その後、以前ご紹介した遠山さんと同じシェアハウスを作り上げ、様々な活動をされています。
「飯田に来てから、たくさんの学びを得られた。」と語る木股さんが、飯田で働きながら一体どんな暮らしをしているのか、伺ってきました。

※2020年7月現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、シェアハウスで県外者の受け入れは行っていません

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出身地 岐阜県土岐市
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現居住地 長野県飯田市南信濃
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Iターン歴 4年
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仕事/暮らし 介護職/ハンター・シェアハウス運営
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━━木股さんは現在は何をされていますか?

現在の本業は介護士ですが、そのほかに猟師・ブログライター・シェアハウス運営をしていて、8月からは曜日限定で※カレー屋をオープンする予定です。

※木股さんがオープン予定のカレー屋「日々カリー」

━━たくさんの肩書をお持ちですが、仕事と生活の線引きはありますか?

どれも自分の人生に必要な要素を学んだり、可能性を拡げる機会だと思って取り組んでいるので、何事も「仕事」というより「学び」だと捉えています。

━━Iターンした理由は?

最初は、岐阜にいる祖父がくれた鳩をさばいてみたのがきっかけで。
食や命の根源的なところを扱う「狩猟」という文化から、自分の人生に必要だと感じていたエッセンスを色々と感じ取って、狩猟が盛んな長野県への移住と猟師になることを決めました。 

━━Iターンしてよかったと思うことは?

色々な人たちの価値観に触れたり、したことのない経験をする中で、飯田に来るまで線として繋げられなかった色々な経験を一本繋げられたのが良かったと思います。自分の人生に必要な知識や哲学を得るためのいい機会になっています。

━━では、大変だと思うことは?

今までのライフスタイルを現地の時間や慣習に合わせていくプロセスで苦労しました。

たとえば地元の消防団の訓練とか、「霜月祭り」の準備に実施、定期的に開催される飲み会など、他にもいろいろあるけれど、これまでの自分の暮らしの中になかった要素をなるべくポジティブに受けとめて取り入れていくことが大変でした。

━━今、いちばんの幸せな時間は?

友達や恋人や家族や、今まで出会ってきた人たちと心の底から笑い合えたり、お互いの人生の哲学みたいな部分に触れるような話ができる時間がとにかく幸せです。

━━これからしていきたいことは?

これからも学び・経験を求めて、働き方や仕事のスタイルを模索していきたいと思っています。

━━あなたにとって、理想の生活とは?

吉田松陰の松下村塾のような感じで、ここで出来た仲間たちの色々な価値観や知識、アイデアを共有して認め合いながら、面白いコトや空間を作り続けられるような生活を送りたいです。

━━生き方を模索している後輩たちに何か一言

自分の目で見て経験したものが全てです。とにかく色々動いてみると見えるものがあるかもしれません。