「新時代の観光」消費する観光地から共創する故郷へ (Crypto Village | Nishikigoi NFT)より引用

天龍峡地域で地域活性化に取り組む有志らが、NFT/web3などの暗号技術を活用した新しい地域共同体プロジェクト『Local DAO』の候補地の公募に応募し、候補地に決定しました。

『Local DAO』は、新潟県の山古志地域(長岡市)の有志らが立ち上げた仮想の地域共同体『ネオ山古志村』のしくみを他の地域へ展開し、ネットワーク化を目指すプロジェクトです。

人口減少と少子高齢化が進み限界集落となった山古志地域の有志らは、地域が継続する未来を目指し、関係人口を増やす取り組みとして、特産の錦鯉をモチーフとしたデジタルアートのNFT(※)『Nishikigoi NFT』を2021年から販売。「デジタル住民票」の機能をもち、山古志の「デジタル村民」として地域内外から仮想共同体『ネオ山古志村』に集うNFT所有者は地域人口800人を大幅に上回る1,600名以上にのぼり、それぞれのスペシャリティや想いを持ち寄って村づくりに参画しています。

『ネオ山古志村』のメンバーらは、暗号技術と地域コミュニティを掛け合わせた『Local DAO』を他の地域に広めるべく、次の候補地の公募を開始。国内外の自治体や地域から多くの問い合わせや応募があり、各地域との話し合いや現地訪問を経て、2023年12月、天龍峡(長野県飯田市)と椎葉村(宮崎県)が最終候補地として発表されました。今後、『ネオ山古志村』メンバーによるコミュニティ投票が4月30日から6月10日にかけて予定されており、ここで承認されると山古志に続く2番目の『Local DAO』が発足する見込みです。

天龍峡チームの松尾智美さんは、今回の決定と将来への抱負について
「私たちは新時代の観光として消費される観光地から共創する故郷を目指して、Local DAOの候補地として手をあげました。天龍峡を含めた日本各地の観光地の中には、観光地としての転換期に来ている場所が多数存在すると感じています。この問題の1つの解を、新しい観光に関わってくださる皆さまと共に創り上げられるよう取り組んでいきます」と話します。

新時代の地域づくりと未来の観光のあり方を探る天龍峡チームの今後に注目です。

■関連リンク
「新時代の観光」消費する観光地から共創する故郷へ
https://note.com/cryptovillage/n/nc754a3b34df7
Nishikigoi NFT
https://nishikigoinft.com/ja


※ NFT(Non-Fungible Token)= 非代替性トークン
画像や音声などのデジタルデータを暗号技術を用いてブロックチェーンに記録することで、それぞれに固有のIDを発行し、代替不可能な唯一のコンテンツであることを証明できるデータ形式。

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