飯田市内で新規事業に挑戦する起業家や経営者を支援する「飯田市起業家ビジネスプランコンペティション」の令和2年度の受賞案件が決定し、8月5日(水)に表彰式が開催されました。

今年度は、新型コロナウイルスにより経済的な打撃を受けながらも、逆境を乗り越え新たな発想のもと事業を開拓し発展させようと奮闘し熱意溢れる起業家や経営者を応援し、広く市民に知っていただくことを目的に実施。創業5年以内の「起業家部門」で4件、制限のない「一般企業部門」で5件、計9件が受賞しました。受賞者には奨励金50万円が交付されます。

事業内容、受賞者は以下の通り。

<起業家部門>

  • 入賞 美容室「ヒトリシズカ」出店にむけて
     受賞者 南島 慎里さん
  • 入賞 水引のあたらしい物語
     受賞者 仲田 慎吾さん
  • 入賞 じぃじ工房 高齢同世代にビジネスモデル構築例として一石を投じる
     受賞者 SRテクニカル‐ライフ株式会社さん
  • 入賞 農業の「良いサイクル(えーサイクル)」を作る
     受賞者 株式会社A-Cycleさん

<一般企業部門>

  • 入賞 遠山郷から新しい「食」の発信!
     受賞者 有限会社 星野屋さん
  • 入賞 天空の丘ドッグラン
     受賞者 株式会社 三宜亭本館さん
  • 入賞 移動式Self BARプレスリー
     受賞者 株式会社ヒューモニーさん
  • 入賞 VR、ドローンとWEB会議システムを活用した不動産仲介業による地域活性化
     受賞者 宇佐美不動産 有限会社さん
  • 入賞 まつり囃子が響く、世界から愛される橋北のふるさとづくりチャレンジ
     受賞者 吟遊打人 塩原 良さん

一般企業部門の受賞者の一人、宇佐美不動産有限会社の宇佐美社長は、VR(バーチャルリアリティ)やドローン、WEB会議システムといったテクノロジーを不動産仲介業務に活用することで、現地に行かなくても物件のイメージや周囲の生活環境を想像できる設備を提案。UIターンの敷居を下げ、空き家物件などの有効利活用を考えている人との橋渡しを進めるという内容。自身のキャリアや親族の事業を承継し発展させ、コロナ禍においてもビジネスを止めない内容である点が評価されました。

今回の受賞を受け、宇佐美社長は取材に対し次のようにコメントしました。

「VRやドローン、360度カメラの機能を使うことで、より細部まで物件をクローズアップすることが可能です。これから飯田に住みたいと思う人のため、物件を深掘りし、実際に飯田を見に行ってみようという“第一歩”にしてもらいたい。テクノロジーを駆使し、今までは難しかったリアルを追求し、さらには想定できる地域の情報をワンストップに提供したいと思っています。飯田という場所を知ってもらうきっかけが作れるよう、これからも情報を発信していきます!奨励金は、新しい機材の購入と、ホームページのリニューアルに使いたいです。」

今回の受賞案件はみな、独自のノウハウ・ネットワーク・技術を応用させた柔軟な事業展開案やITを使用したコミュニケーション活用(ICT)案など、受賞者の創意工夫が盛り込まれたものばかり。

コロナ渦のみならず、アフターコロナも視野に入れ、変化に対応して新たな事業に挑戦する起業家や経営者を応援することに重きをおいた今回のビジネスプランコンペ。今回の受賞を機に、コロナを乗り越えた“次のスタンダード”が飯田から生まれることに大いに期待したいですね。