今回インタビューを受けていただいた宮原さん(以下、みやえりさんと呼称)は、愛知県岡崎市の出身。結婚をきっかけに飯田に移住したのち、幼少の頃から慣れ親しんだ着物に飯田に来て改めて触れて惚れ込み、現在は和-nation(ワーネイション)という屋号で個人事業主として活動しています。
「日本独自の文化や歴史を大切にする人が増やすことで、かつて小京都と呼ばれた飯田のまちを活性化したい」と語るみやえりさんが、個人事業主として働きながら一体どんな暮らしをしているのか伺ってきました。
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出身地 愛知県岡崎市
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現居住地 長野県飯田市
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Iターン歴 14年
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仕事/暮らし 着物で和の町飯田の発信/ふだん着物
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━━みやえりさんは現在、どんな活動をしていますか?
「和-nation」という屋号で着物関連の事業やSNSで着物と南信州の魅力発信をしています。SNSでは「ふだん着物乙女 みやえり」という名前で活動していて、飯田の町にいる非公認ゆるキャラのような感覚で受け入れてもらえたらと思っています。
━━着物を着始めたキッカケはなんでしたか?
曽祖母と祖母が着物好きだった影響で、私も小さい時から着付けてもらったりして着物が好きでした。けれど、自分で着られる歳になってからはなかなか時間が取れませんでした。
けれど、ちょうど7年前に少し時間ができたのでYouTubeで着付けの動画を見て自分で着付けの練習を始めて、それから着物を着る生活が始まりました。
━━SNSでは着物と飯田の魅力発信をしていますが、どのような理由がありますか?また反響はどうですか?
自分が行きつけの呉服店などで着物について教えてもらったりするうちに、飯田紬(いいだつむぎ)という飯田独自の着物があったり、かつては茶の湯文化が盛んでそれで和菓子屋が多いことなどを知りました。飯田や南信州の歴史や文化は着物と深く結びついていることが分かったので、「着物」そして「飯田(南信州)」の魅力を発信したいと思いました。SNS上では、ファンの方や応援してくれる方もありがたいことに段々と増えてきています。
━━SNSを見た方との交流もあったりしますか?またインフルエンサーのような活動をする中で大変なことはありますか?
たまにInstagramやTwitterを見た方に話しかけられることもあります。
色んな声のかけられ方をするのでたまに大変ですが、フォロワーさんはみんな「自分のファンなんだ」と思うようにしています(笑)
━━ご自分の活動を通して、今後どのような地域になるといいと思いますか?
かつては「小京都」と呼ばれていた飯田の街を、着物や和の文化を通して少しでも復活できるといいなと思って、どんなことをしていけばいいか現在いろいろなことにチャレンジしながら事業を模索しています。
━━今一番楽しいことはなんですか?
着物を着る活動を通して色々な人と知り合ったり、コラボするのが楽しいです。最近では喬木村の伝統工芸品の「阿島傘(あじまがさ)」を作っている地域おこし協力隊の方々などと一緒に、イベント参加させてもらったりしています。
━━今後はどのようなことをしていきたいですか?
着物を着て、観光で来た方向けに丘の上のガイドをしてみたいと思っています。その上で飯田の町の魅力の発信をしたり、「和の町 飯田」のイメージを少しでも定着させられたらと思っています。
━━自分より若い世代の方々に何を伝えたいですか?
やったことは全て無駄じゃないので、何にでもとにかく挑戦してみるといいと思います。私も今挑戦中なので一緒に頑張りましょう!
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