今回インタビューを受けていただいた小池さんは鹿児島市の出身。鹿児島での幼稚園勤務を経て、東京でパン屋に転職。その際に参加していたボランティアをきっかけに地域おこし協力隊として飯田市の山間部、遠山郷へ。現在は遠山郷の中でも上村地区で、旦那さんとお子さんとともに暮らしています。

「今、遠山郷で関わっている仕事のほとんどが自分の暮らしと繋がっている」と笑顔で話す小池さん。飯田で働きながら一体どんな暮らしをしているのか伺うと、いつものキャラクターそのままの明るさで答えてくださいました。その元気さを少しでも感じていただくために、今回は「!」多めでお届けします。

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出身地 鹿児島県鹿児島市
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現居住地 飯田市上村
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Iターン歴 5年
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仕事/暮らし 宿泊と飲食/地域活動とママ
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━━小池さんの移住の経緯を教えてください。

東京で働いていたときに関わっていた自然教育系のボランティアでの繋がりで、人づてに上村地区の地域おこし協力隊を紹介してもらったのが移住のきっかけです!

飯田市では上村地区、南信濃地区が遠山郷エリアに含まれる。

━━小池さんは現在どんなお仕事をされていますか?

現在は地域おこし協力隊として活動するかたわら、夫と立ち上げた「食と体験の宿 まごころ」と「新島食堂(あらたじましょくどう)」で働いています!

━━地域おこし協力隊としてはどのような活動をしていますか?

体験を通した関係人口作りをテーマに、遠山郷の上村地区と南信濃地区の自治会組織である「まちづくり委員会」と一緒に、婚活イベントや田舎暮らしツアーの企画をしたり、地元で途切れてしまった味噌づくりのグループを復活させるためのプロジェクトなど、遠山郷での暮らしに根差した活動に主に取り組んでいます!

食と体験の宿まごころで開催した和菓子づくりのワークショップ。催しの際には地域の親子連れが集う。

━━宿と食堂はどんなコンセプトで経営していますか?

「食と体験の宿 まごころ」は、その名の通り「食」と「体験」に重きを置いた宿です。

以前旅館で板前をしていた夫が作った料理を堪能してもらう「食」のプランと、築150年の古民家を改装した宿でかまどを使った料理や囲炉裏を囲んでの食事を体験してもらう「体験」のプランの二つをご用意しています。

「新島食堂(あらたじましょくどう)」では、毎週月・火曜日に予約制でランチを提供しています。最近は地元の人たちが宴会に使ってくれることもあり、とてもうれしいです。

築150年の古民家を改装した「まごころ」。かまどを使って当時の生活を体験できる。

━━地域活動と宿や飲食業といった個人の事業活動の両方に力を入れていらっしゃいますがどのような思いで取り組んでいますか?

地域で取り組んでいる関係人口づくりの活動拠点を自分の宿に置けることで、遠山郷を初めて訪れた人にも整った環境で地域を案内できるし、自分の事業のことを色々な人に知ってもらえるので、地域にも事業にもいい影響があるように感じています。

食と体験の宿まごころは2022年11月に夫の清志(きよし)さんとともにオープンした。

━━お子さんが生まれてから何か考え方が変わりましたか?

今までは頭で考えて取り組んでいた地域の子供や保護者に関してのことが自分ゴトになりました。

遠山郷は子供の人数が少ないので、自分の娘が学校に上がったときに同級生がいない状況になってしまったりするかもしれません。なので、関係人口を増やす取り組みを通して少しでも遠山郷に関わったり、移り住む人が増えるといいなと思っています。

あとは、現役で子育てをしている自分が企画した地域活動を通して、親同士の繋がりが持ちやすくなればという思いもあります。

子育てを通して考えが変わったと語る「まーみん」こと小池さん。

━━では最後に遠山郷の魅力はどんなところですか?

自然も生き物も人も多様性であふれてるところが好きです!

一つの地域内で標高500m〜2000mくらい標高差があって、その中に多種多様な植物や生き物がいることって他の地域ではなかなかないかなーと思います。図鑑でしかみられないホンモノの動物を見る機会もたくさんあります。

人もいろんな濃い人がいっぱいいて、面白いし、あったかいし、最高です!


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